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【移住ファイル6】阿古谷(民田)で夢の田舎暮らし

孫たちにもこの場所が最高のあそび場。
夏は虫取り、冬は暖炉で、夜は満天の星空。

エコロジーやヨーガなど自然な生活を望んでいらっしゃったお二人が、「第2の人生は田舎暮らしを」と不動産業者を回り、最後に案内してもらったのが猪名川町民田にある、三矢の儀式で有名な八幡神社のすぐ近くの一軒の茅葺の家。。その佇まいが気に入り購入したが、残念ながら家は古くて住むことができず、知り合いの建築士に相談し、シンプルでバリアフリーな老後の住まいへと建て替えをされた。
ソーラーパネルと薪ストーブを備え、光が居間に燦燦と差し込む約20坪の平屋建てのおしゃれな外観と、アプローチのスロープ手摺に這わしたブドウの蔓、シンボルツリーの枝垂れ柳が印象的だ。


バードウォッチングも趣味である一孝さんが住んでみて驚いたのは、敷地の脇の水路でカワセミが小魚を獲る姿を見ることができるなど、田舎暮らしの醍醐味を味わっていらっしゃいます。
一孝さんは10年前に狩猟免許を取得し、数カ所に檻を仕掛けて鹿や猪を捕獲している。最近では獣害で悩む近隣や能勢の農家の方から頼まれることも多いとのこと。自分で捌(さば)くところまでしているので、シカやイノシシの肉を楽しみにしている友人、知人も多いとか。
知り合いがこの地に住んでいることを知り心強く思った明子さん、地域の方に仲良くしていただけることをとても喜んでいらっしゃいます。
家の周りで野菜を作り、イチジクやブドウなどを植え、ご近所からも野菜をいただいたり、自前の猪肉ベーコンを料理するなど、ほぼ自給自足とも言えるような生活を満喫されていて羨ましい限りだ。


現在は、箕面に住む上の娘の子育ての手伝いで保育所の迎えなどをしており、行ったり来たりの生活のご様子。
「孫たちは、虫取り、満天の星空、裏山の藤蔓でのブランコ、秘密基地など、自然の中での遊びを楽しむことができるので、この家に来るのを楽しみにしている。能勢で有機農業をしている下の娘の音楽仲間も、毎年のクリスマスパーティーをここで楽しんでくれている。」とにこにこと私たちに語られる。
「第2の人生」というキーワードと田舎暮らしがマッチし、良質な親子関係や世代間関係が聞いていて簡単に想像でき、我々も幸せな気持ちにさせられた取材の時間であった。

間一孝(ハザマカズタカ)68歳
間明子(ハザマメイコ)

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arase

猪名川には30年以上住んでいて、人生の半分を超えました。 町内、これからも遊びまくりたいと思っています。