第6次総合計画策定に向けて
住民へのヒアリング、いながわベースの関わり方
10月30日(火)午後7時から文化体育館小ホールで開催される町主催「まちづくりワークショップ」なるイベント。
このイベントは、猪名川町行政が2021年から2030年に実現に向けて行動する基本となる「第6次猪名川町総合計画」を策定するにあたり、住民や地域団体が希望するより良いまちづくりの将来像への向けて色々なカテゴリーでの長短所をヒアリングし、総合計画に反映させる場所です。
全体で約1年かけて数回のヒアリングイベントをおこない、行政は総合計画に反映し、有識者と共に具体的な書類を作っていきます。
従って、参加者は約1年、継続的にまちづくりに関わることになります。
例えば、第5次後期総合計画策定時に出た交流人口を増やす意見なども、協働と参画の観点から現在実施されている道の駅整備や各所でのトレイルランなども成果として、ヒアリングから実現化されたものです。
いながわベースは今回のワークショップでは、参加者でもあり、ファシリテーターの役も依頼されています。
むつかしい町制への意見を聞くだけではなく、日々の生活上での小さな不満から、子どもの将来像や町内の人・道具の有効活用など、身近なことから共有し、みんなの住みよいまちづくりに寄与したいという気持ちを引き出す。その準備として、今回我々はファシリテーターのスキルを少しでも勉強しようと。講師を呼んで我々自身がワークショップを行いました。
どれだけ実践できるかは置いておいて、座学では解説も分かりやすく、新しい知識も知りました。
特筆すべきは、子ども向けのブロックによるワークショップ体験。
これは一般的に理念が確立された企業に於いても、また理念を押し付けられない非営利団体や技術職団体でも取り入れられるコミュニケーションツール、問題解決の手法として、既に数多くの応用実績あるテクニックです。
少ない数のピースを組み立てて、お題に合った自分を表現し、説明するというもの。
いろいろな考え方や価値観を持つ複数の人から意見を引き出す方法でもあり、また皆で協力し合い達成することも出来るツールです。
年齢、経験、性別に関わらず、力関係や声の大小にも関わらず、口数の多い少ないも関係なく、発表者の雰囲気も、考えていることも感じられて、たかがおもちゃ、されどおもちゃ、色々なことを皆それぞれ考えているのだなと実感できました。
10月30日当日は基調講演と、このブロックを使ったワークショップで、まずは町についてこれからを考えるという趣旨を、身近に感じてもらえる日になればいいなと思います。
是非、たくさんの人が町の未来を考えてほしいと願っているので、皆さんのご参加を期待しています。
arase
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