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猪名川に残る茅葺屋根の家 探訪

歴史の重さが至る所にさりげなく表れている。

先日、北部に残る古くからの茅葺屋根の民家を訪ねた。
現在、茅葺の屋根は消防法や防火上の観点から現状保存以外は許されない。
可能な限りトタンで覆うように指導され、従った家が数多く見られる。
茅葺の外観を残すにも、金銭的な問題や材料調達の問題、一番は職人の確保が危機的な状況である。

そのような状況の中、訪問をこころよく迎えていただいたお宅を取材した。
詳しくは近々に発行される地域情報誌に譲るが、玄関に続く内座敷の間には二間間口の神棚が鴨居上に並ぶ。
天照大神を中心に20か所の神社の札を収める部屋があるしつらえに、まずもって驚かされる。
家の裏には冷蔵庫がない時代に使っていた氷室もそのまま残っていた。

このような古くからのお宅は猪名川町の南北に点在していると皆認識していることだろう。
現在の状況だけでも記録していきたいものだ。

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arase

猪名川には30年以上住んでいて、人生の半分を超えました。 町内、これからも遊びまくりたいと思っています。