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上野素盞嗚神社の狛犬

上野素戔嗚神社 結界の鳥居

上野素戔嗚神社 拝殿

猪名川町役場の隣にある静思館。
現在は町の施設ですが、昭和10年竣工の古美術商・冨田熊作氏の旧住宅です。
彼は明治5年に現在の猪名川町上野で生まれています。
静思館の建物は当時には珍しい上水施設や水洗トイレ、床暖房としてのオンドルなどの設備があります。
隣接する地にある素盞嗚神社には彼が奉納した全国的にも珍しい鋳造製の狛犬が向かい合っています。
大清順治拾五年製と銘が入っているので、中国の大清王朝・順治皇帝時代の物と推察すると1658年製造の古美術品を奉納したと思われます。
一般的には花崗岩でできた狛犬ですが、この狛犬は顔だちも素晴らしくとても趣があります。
地元の年配者に伺うと、昔は神社の裏に熊作氏の倉庫があって、内外に色々な美術品や置いてあり、そこでよく遊んだものだと伺いました。
この狛犬は大きさを含めて、現物には一見の価値があります。

向かい合った鋳造製の狛犬

左の狛犬は手毬を、右の狛犬は小さな狛犬をそれぞれ押さえている。

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arase

猪名川には30年以上住んでいて、人生の半分を超えました。 町内、これからも遊びまくりたいと思っています。

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