阿古谷みらい協議会さんへ取材をしてきました!団体誕生エピソードが興味深い
阿古谷みらい協議会の事務局長、大前さんに会いに行ってきました!
場所は、主たる事務所の猪名川甲英高等学院 私は何度か伺ったことのありますが、毎回歴史を感じつつも、明るい雰囲気が印象的な学校です。
校舎に入り、校長室に案内して頂き、阿古谷みらい協議会の生い立ちなどを取材しました。
吉尾:阿古谷みらい協議会はいつ設立されましたか?
大前さん:2016年3月22日に設立された団体です。 猪名川甲英高等学院が開校する同じ年になります。
吉尾:設立された経緯を教えて下さい。
大前さん:私がまだ本校である西宮甲英高等学院にいた頃に、猪名川町から通っている生徒さんの保護者から、「猪名川町で閉校する小学校がある、今後、閉校後校舎の活用を募集する動きがあると思うので、その時は是非手を上げて欲しい」と提案された事がきっかけです。
その後、当時まだ運営されている阿古谷小学校を訪れ、「ぜひここで学校を創りたい」と思い開校への道を歩み出すのですが、その過程の中で、とある新聞でNPO法人農商工連携サポートセンターの記事を読み、何かピンッ!ときました。
NPO法人農商工連携サポートセンターは食と農の交流で地方を元気に!というミッションで活動している法人です。
当時は、廃校跡活用事業者として町から採択を受けた頃でした。その頃の私は、「ただ学校を運営するだけでなく、生徒と食と農でまちを元気にできないか」と考えていました。しかし、何をどうすれば良いのか分からなかった事もあって、NPO法人農商工連携サポートセンターにアドバイスをもらうために東京にあるオフィスを訪れたのです。
そこでNPO法人農商工連携サポートセンターの方に言われたのが、地元の協力があって一緒にやらないとそのような事は出来ない。という事でした。「僕も現地に行って手伝うから」と、代表の大塚さんにご協力いただき、開校のきっかけとなった猪名川町の方に地元の方々を紹介頂き設立へと至りました。
吉尾:初めはどんな感じでしたか?
大前さん:他の地域から来た全く面識の無い私にもとても暖かく迎えて頂き嬉しかったです。 今も地元の方々の協力を頂き、私は「よそ者、若者、ばか者」の立場としていろんな活動をしています。(笑)
吉尾:どんな活動をされてますか?
大前さん:阿古谷みらい協議会は、「地域のためになる事が生徒のためになり、生徒のためになる事が地域のためになる事に取り組む」をモットーに活動しています。
最近では、60年間ほど途絶えていた獅子舞を地元の方の指導のもと生徒が披露したり、ホタル観賞イベントで生徒が来場者にホタルを案内する、またグラウンドで気球を飛ばして阿古谷をみんなで盛り上げるイベントなどをしています。
吉尾:今後は?
大前さん:関係人口を増やしていきたいと思っています。定住や交流だけでなく阿古谷という地域に関わる人たちを増やしていこうと思います。 その1つの取組みとして空き家活用事業に生徒と一緒に取り組んでいく予定です。
吉尾:ありがとうございます。スゴい。幅広く阿古谷で活動されていますね。これからも阿古谷みらい協議会の活動が楽しみです。
取材を終えて思った事は、 阿古谷みらい協議会は、縁や協力によって設立された団体であり、地元の成長、子どもの成長を考えて活動しているのが良く伝わりました。
大前さんは、猪名川町に来て数年しか経ってません。そして自分の事を「よそ者、若者、ばか者」と言ってますが、もうどっぷり猪名川町阿古谷に必要な人材ですし、阿古谷LOVEであ事は間違いないと確信しました。この度は、ありがとうございました。
p.s. 阿古谷を話しているときは、前のめりになって話されていたのが印象的です。
yoshio
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